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2025年6月20日
2025年6月20日
2025年5月16日
2025年3月28日
予告編
TRAILER
特報
INTRODUCTION
「応答せよ、私。」
それぞれの“私”が問いかける−
夢や目標を抱いたすべての人に贈るクォーターライフクライシスムービー!
藤原季節や武田梨奈が審査員を務めた第18回田辺·弁慶映画祭にて俳優賞を獲得、本作において監督·脚本·プロデューサー·主演を務める宮森玲実による渾身の一作。コンプソンズを中心に小劇場での出演のほか近年では自ら映像作品の演出も手掛けるなど幅広く活動する細井じゅん、田辺·弁慶映画祭にてグランプリを含む史上初の最多5冠を獲得した『おろかもの』などの笠松七海が、それぞれ高校時代から20代にかけての主人公を支える役どころを生き生きと表現。さらに『嵐電』をはじめ監督としても活躍する鈴木卓爾、「渡る世間は鬼ばかり」などで知られる藤田朋子など多彩なキャストが脇を固めている。変わりたいのに変われないもどかしい人生に抗う。俳優·宮森玲実初監督作品。
STORY
25歳の“のぞみ”は小説家を目指し上京したが鳴かず飛ばず。
そんな時に18歳の“ノゾミ”から問い詰められる。
「ちゃんとやったか? 有言実行、東京でパァーっとひと花咲かせたか?」
18歳の自分と対峙していく中で25歳は向き合わなかった様々な事柄に気がついていく。

CAST

古川のぞみ|ノゾミ
小説家を目指し上京した。25歳。
宮森玲実(主演・監督・プロデュース)
日本大学芸術学部映画学科卒業。青年団こまばアゴラ劇場無隣舘三期俳優部を経て本格的に俳優を志す。初長編監督主演作品『わたしの頭はいつもうるさい』で第18回田辺・弁慶映画祭にて【俳優賞】受賞。近年の出演作として、橋口亮輔監督『お母さんが一緒』など。
<コメント>
生きている中で何気なく通りすぎていってしまった様々な思いをのこす時間に光があたるような作品になればと思い作っていました。ただただ、観て欲しいです。

晋平
ノゾミ、ゆうこの幼馴染、俳優を目指し上京。
細井じゅん
静岡県出身。劇団「コンプソンズ」のメンバー。近年の映像出演作として、近藤亮太監督『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』、山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』など。『立てば転ぶ』では初監督を務めた。
<コメント>
まず監督脚本主演を全て宮森さんが務め、その映画を完成させたということに対して敬意を示します。ここまでやりきる力はすごいと思います。妥協なく最後の最後までこの作品を考え続けた皆の熱量は確実にこの作品に乗っかっていると思います。
監督脚本主演宮森玲実だからこそ成立させられた唯一無二の作品になっていると思います。僕自身今まであまりやったことのない役柄で、こういった新しい面の役柄を自分にあててくれて感謝しています。是非沢山の方に観ていた だけることを願っております。

ゆうこ
ノゾミ、晋平の幼馴染、近々ニューヨークへ転勤。一児の母。
笠松七海
神奈川県出身。主演を務めた芳賀俊・鈴木祥監督『おろかもの』が第13回田辺・弁慶映画祭にてグランプリ、俳優賞を含む5冠を受賞。他の出演作に塚田万理奈監督『空(カラ )の味』野本梢監督『アルム』奥田裕介監督MV豪起『雨のグレイブ』等。
<コメント>
わたしはノゾミが走るシーンが大好きです。
「誰も私を映画に出してくれないから自分で撮るしかなかった」と言っていた宮森さんの魂むき出しのエネルギーがそのまま映っていて心が熱くなります。
宮森さんは真っ直ぐな人です。目の前の事に全てをかけてまっしぐらです。自分の好きなものを大切にして生きることにこんなにひたむきな人を初めて見ました。
そんな人が作ったこの映画は、誰かの人生を応援できると信じています。どうか多くの方に届きますように。
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古川美智子
ノゾミの母。シングルマザー。
藤田朋子
東京都出身。87年ミュージカル「レ・ミゼラブル」で舞台デビュー。88年NHK連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」ヒロインでドラマデビュー。
「渡る世間は鬼ばかり」をはじめ、数々の映画・ドラマに出演。
<コメント>
なんともかわいいユニットで作った映画でした。
想いがそこにあり、動く力があれば、それは形になるものなんだね、と感じた現場でした。
産んでもいないのに、映画が受賞したりすると、娘(妄想)の誇らしい出来事に胸が熱くなっています。

喫茶店店主
喫茶待夢店主
鈴木卓爾
映画監督・俳優。1967年生まれ。主な監督作品:『私は猫ストーカー(2009年)』『ゲゲゲの女房(2010年)』『ジョギング渡り鳥(2016年)』『ゾンからのメッセージ(2018年)』『嵐電(2019年)』など。近年の出演作:『佐々木、イン、マイマイン(内山拓也監督・2020年)』『死刑にいたる病(白石和彌監督・2022年)』『ラストホール(秋葉美希監督・2023年)』など。2012年から2024年まで京都芸術大学映画学科にて教員を務めた。
<コメント>
喫茶店の店主を演じています鈴木卓爾です。
監督と主演を兼任して本作品に挑んだ宮森玲実さん演じる”古川ノゾミ”の青春のこじらせぶりがなんとも絶品です。
合わせ鏡に挟まれてふりかえり続けるような迷宮感を是非お楽しみに!
COMMENTS
己の人生をなんとかしなければならないという焦燥と、映画を作らなければならないという衝動とがぶつかり合っている。その衝突が、わたし(物語の主人公)とわたし(俳優・監督の宮森玲実)との境界線を曖昧させているのだ。現実と虚構の“わたし”を同一視してしまったとしたら、それは監督の術中にハマっているということなのだろう。
松崎健夫(映画評論家)
出会ってから12年間彼女を見てきましたが、器用とは言えない子だと思います。そんな子が映画を1本完成させたんです、しかも企画と主演をやりながら。本当 に凄いことだと思います。
砂漠の中を水1滴飲めないまま、芝居がしたいという気持ちだけをエネルギーに今日まで走り続けてきた、宮森玲実はそんな子です。恐ろしい生命力。
私はカメラの前でしか呼吸出来ないんだ見てろ世界、と言わんばかりの宮森玲実の火花ほとばしる眼差しと集大成を世に拡める為に、どうか応援してほしいなと友人の1人として強く想います。
渡邉りか子(俳優・映画監督)
2018年に出会ったわたしたち。出会って7年目になるけれど知れば知るほどほっておけない、人に愛される才能のある人だなと羨ましく思う。彼女はいつも何かに追われていて、満身創痍のままずっと突っ走ってて、どんなにひもじくても3度の飯より芝居が好きだ!
みたいな人間です。あ、あとカレーが好きです。
本当に、心から映画と芝居が大好きで、自分を表現し続けるた めに生きている、そんな人です。そんな宮森玲実が作った映画を目撃して欲しい。彼女の情熱はきっと伝播するはず。突っ走れー!!!飛んでけー!宮森玲実!!!!
秋葉美希(俳優・映画監督)
俳優である宮森玲実は、自分にカメラを向けた。この映画が映し出すのは主人公の
古川のぞみであり、彼女が18歳の頃のノゾミであり、そして、宮森自身である。それが
すべてで、すべてではない。“彼女たち”が疾走する姿に、どれくらいの観客が自分自
身の歩みを重ねるだろうか。いまの〈わたし〉が走り出せば、過去の〈わたし〉も未来の〈わたし〉も走り出す。彼女らの姿は、そう示してみせる。だから、走ろう。走るしかない。
折田侑駿(文筆家)
恥ずかしくて痛々しい。でも、夢を追う人ならきっと覚えがある感覚。あの頃の私かかってこいよ。いつでも応答してやる!
日下玉巳(俳優・映画監督)
カメラ(私?)を見つめて くれる宮森玲実さんがエロティックでニマニマしながら観ました。映画の面白さってどこにあるか、自分がどう生きていきたいか、近頃考えていた36歳の私にも瑞々しいエールをもらったし、自分の全てを懸ける思いで初めて映画を撮った25歳の私をもハグしてもらったような気持ち。本作でも素晴らしい演技の笠松七海さんが在ること。自分のアイデンティティとガッチリと手を繋ぎたいよねって思わせてくれた映画です。
村田唯(俳優・映画監督)
東京に絶望した25歳の時に私も長編映画を作り始めた。
その時の私よりも強く、嵐の中、仁王立ちで立っている宮森玲実さんという人間に惹かれました。
この映画で確実に何かを掴んだ宮森玲実さんの出発を今、目撃するべし。
鈴木卓爾さんは本当に良いスパイスだ。
辻凪子(俳優・映画監督)
こんなにも主人公と目が合う映画は初めてだ。
1万円しか使えない世界でのぞみが値付けた300円の素敵な親友と、200円の、誰かから見れば運命だったかもしれない彼。
固く握っていた拳を解いて、彼女のうるさい頭を静かにしてくれた一円も値付けてもらえなかったあの人を未来と呼んだ不器用な彼女の頑張り屋の指を私もさすってあげたくなった。
日高七海(俳優)
演技を学び、女優としてもっとキャスティングして欲しいという作者の願望が、痛々しいほど赤裸々なリアルとフィクション、心の叫びと映画技法が同居する初長編を完成させた。俳優というウェイティングビジネスから飛躍して映画を製作・監督・脚本・主演を果たした宮森玲実の未来は明るいと予感させる出来映えである。
松島哲也(映画監督・日本大学芸術学部教授)
クソどうでもいい現場でカメラを握っているとき、バカつまんねえ動画にテロップを打ち込んでいるとき、俺の背後には18歳の俺がいて”ダセえことすんなよ”って呟いて、見えないナイフで突き刺してくる。
わかるぜ、ノゾミ。俺たちはギリギリ東京にへばりついているだけだ。たまには母親に電話でもして、また走り出そう。
長棟航平(映画監督)
18歳のノゾミの言葉が、刺さって痛くて
「もっと大人になってから観たかったな」って言っちゃえば、それもまた甘えだってわかってる。
走れ私!何もなくても!何もない今日までの自分も全部抱えて走れ!
20代の"今"この映画に出会えて良かったです。
西浜詩織(俳優)
THEATER



撮影・照明・編集:寺西涼 録音:柳田耕佑 渡邉直人 色川翔太
整音:柳田耕佑 助監督:遠山浩二 制作進行:稲生遼 中田森也 高橋啓太
車両:佐藤竜介 ヘアメイク:鬼塚千花 音楽:斎藤大 スチール:三浦永
製作・企画:食卓 脚本・監督・プロデューサー:宮森玲実
(76分/シネマスコープ/5.1ch/DCP)